わたし、シーズン2

読書が趣味の40代主婦。きままな読書感想文を中心に日常を綴っています。家族は、夫と娘と元保護犬の愛犬ミィ。

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読書感想文

『私だけ年を取っているみたいだ』 ヤングケアラーの再生日記

昨今少しずつ聞かれるようになった「ヤングケアラー」。 ヤングケアラーとは、家族にケアを要する人がいる場合に、大人が担うようなケア責任を引き受け、家事や家族の世話、介護、感情面のサポートなどを行っている、18歳未満の子どものことです。 最近では…

『成人式、後悔してる』難しいお年頃の晴れの日の切ないお話

X(旧Twitter)で、たまたま流れてきたコミックエッセイ。 絵がなんとも可愛くて、来年うちの娘も成人式を迎えるということで読んでみました。 kindleで無料で読めますし、著者すや子さんのブログでも読めます。 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliat…

『運動脳』運動してる人も、してない人にも読んで欲しい! 心の不調の解消のヒント満載です!

ダイエットのためにウォーキングを始め、その流れで少し走り始めた私。 happybooks.fun 最初は本当に10mくらいで息が切れていたのですが、100m 200m...と少しずつ距離を伸ばし、現在では3km走れるようになりました。(上記の記事を書いたときは2kmが限界で…

『ファザーファッカー』少女の生き抜く力に圧倒される自伝的小説

第110回直木賞候補作品です。 私にとって初の内田春菊作品。 内田春菊さんの顔も名前も知っていたけれど...今まで読む機会がありませんでした。 しかし内田春菊さんが昨年5月の『ネコメンタリー 猫も、杓子(しゃくし)も』に出演しているのを見て、春菊さんに…

『介護現場歴20年。』介護のイメージも安藤なつさんのイメージもガラッとかわります

メイプル超合金というお笑いコンビで活躍されている安藤なつさん。 TVでお見掛けするのは正直、相方の数レーザさんの方が多いですが....今年の始め位に、あのちゃんと一緒にyoutubeに出ているのを見て、なんだか今まで安藤なつさんに私が抱いていた印象が…

たのしく使っているみなさんの使い方から 2025の最新ラインナップまで!『ほぼ日手帳公式 ガイドブック2025』

手帳大好きな私は、来年の手帳が出始めるこの季節になるとワクワクソワソワ.... 特にほぼ日手帳は、8月から毎日少しずつ情報が解禁されて、それに伴いインスタやyoutubeが盛り上がります。 それを見て、またソワソワ。 とはいえ....実は、私はほぼ日手帳ユー…

『やめてみた シリーズ』それやめていいんだ 気づきをくれるコミックエッセイ

『やめてみた』『もっと、やめてみた』『さらに、やめてみた』の全3作シリーズになっています。 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a]||function(){arguments.currentScript=c.currentScript ||c.scripts[c.scripts.length-2];(b…

『夫がいても誰かを好きになっていいですか?』孤独やすれ違いは不倫の言い訳になりますか?

夫がいても誰かを好きになっていいですか? 感想 タイトルの通り....内容は不倫。 不倫を題材にしたコミックです。 現在、シリーズで2冊出版されています。 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a]||function(){arguments.currentS…

『やればやせる! 38歳、挫折のプロでも25㎏減の続けられるダイエット』私も人生最後の ダイエットにしたい!

たまたま見ていたyoutubeのショート動画に、この著者ねこくらりえ さんのダイエットのビフォーアフターが流れてきて衝撃を受けました。 www.youtube.com よく「この運動をするだけで、この腹筋になれまぁ~す♪」みたいな若い子のショートが流れてきますが....…

『ビリギャルが、またビリになった日』挑戦する大人に大人が勇気をもらう本

坪田信貴さん著の『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』が大ヒットし、その後2016年に映画化されたビリギャル。 私は坪田信貴さん(以下坪田先生)の本は読んでいないのですが「映画 ビリギャル」は見ました。 金髪の有村架…

『一生役に立つ しんどくならない「ひとり暮らし」ハンドブック』楽しみでもあり不安でもある”初めての一人暮らし”の入門書

先日ご報告させていただいたのですが、この春から娘が大学生になりました。 県外の大学に進学したので、同時に一人暮らしをすることに。 今までしっかり育ててきたつもりではあるけれど、まだ19歳。 親元を離れたら...思わぬことで困ったり、甘い誘惑、危険…

『ハグとナガラ』どこでもいい。いつでもいい。 一緒に行こう。旅に出よう!

ほかの短編集に収録されていた作品や、文芸誌で発表されたものをひとつにした文庫オリジナルの全6話の短編連作集です。(第一話の「旅をあきらめた友と、その母への手紙」は『さいはての彼女』に収録されています。) 解説は阿川佐和子さん。 旅を舞台にした…

『主婦病』夫婦や家庭の中に潜む孤独と闇

本屋さんで、タイトルがなんとな~く目に留まり購入。 収録されている「まばたきがスイッチ」は、第12回女による女のためのR-18文学賞読者賞受賞作品です。(故に性表現が多めです。) 主婦病 感想 ”主婦”が主人公の6話連作短編集。 タイトル買いしたので、主…

『プリズン・ドクター』塀の向こうで奮闘する日々を綴ったエッセイ

テレビのコメンテーターでもおなじみの医師、おおたわ史絵さん。 華やかな女性医師...きっと多くの方が彼女に抱いているであろう印象。 例にもれず私もそう思っていました。 しかし『母を捨てるということ』で彼女の過去を知り、彼女に対する印象がガラッと…

『母影(おもかげ)』私は少女を抱きしめてあげたい

「母影」と書いて”おもかげ”と読みます。 ロックバンド「クリープハイプ」のヴォーカル&ギターの尾崎世界観さんの4年半ぶり、初の純文学作品。第164回 芥川賞候補作です。 母影(おもかげ)感想 小学生の女の子の目線で物語は進んでいきます。 シングルマザ…

『47都道府県 女ひとりで行ってみよう』飾らない一人旅のススメ

昨年、人生初の長期一人旅に出かけた私。 *アラフォー女子 はじめての一人旅 1.アラフォー女、ひとりぼっちになりました2.アラフォー女性の気まま旅行記①【準備編】3.アラフォー女性の気まま旅行記②【京都編】4.アラフォー女性の気まま旅行記③【京都・大阪…

イライラするのに「永田カビ」という人から目が離せない

今までに2冊「永田カビ」さんのコミックエッセイの感想文を書きました。 check ・さびしすぎてレズ風俗に行きました・現実逃避してたらボロボロになった話 そして今回、以下を追加で読みました。 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]…

『わたしは家族がわからない』普通とは?家族とは...?

「普通がいちばん」が口癖の妻、公務員の真面目な夫、ごくごく普通の娘の3人家族。 平凡に暮らしていたのに...突然1週間の夫の失踪そして、夫の秘密。 妻・夫・子の3人それぞれの視点で描かれたコミックです。 著者自身の実話ではなさそうですし、設定上少し…

『 噛みあわない会話と、ある過去について』胸がざわざわする心理的ホラー

噛みあわない会話と、ある過去について 感想 4話からなる短編集。 誰だって1つや2つあるであろう「現実と記憶の相違」。 それが自分の中だけでのことならば、さほど問題でないけれど...相手がいることだったら、こんな感じになっちゃうよなぁ...という感じ。…

『家族がいなくなった日 ある犯罪被害者家族の記録』日常を奪われた犯罪被害者遺族のリアル

Kindle Unlimitedで読んだコミックエッセイです。『家族がいなくなった日 ある犯罪被害者家族の記録』と、続編の『家族がいなくなって私はうつになった』の2冊を読みました。 ある日突然、犯罪被害者遺族になった著者。 その苦しさや苦悩が、包み隠さず描か…

『震災風俗嬢』被災地の風俗嬢を五年にわたり取材した渾身のノンフィクション

「戦場から風俗まで」がテーマのフリーライター、小野一光さんが東日本大震災の被災地の風俗嬢を五年にわたり取材した、渾身のノンフィクション。 震災を記録したノンフィクションはたくさんあり、それらを「表の記録」とすると...この本は「裏の記録」なの…

『実録 ドラッグ・リポート』自ら常用者だった著者が、ドラッグの周辺にいる人たちなどをリポート

自分自身が使用したことがないのははもちろんのこと、40年以上生きてきてドラッグ(違法薬物)を使用している人に出会ったことがありません。 だから私自身、ドラッグに興味があったからこの本を読んだ...とかでは全くありません。(むしろドラッグは絶対ダ…

『 漫画ペスト』いつの時代も変わらないパンデミックを描く

1947年に出版されたアルベール カミュの小説の漫画版です。 原作は難しいと聞いたことがあるので漫画版を購入したのですが...漫画版でも少し難しい。 難しいというか「読み取る力」が必要だと感じました。(きっと、長編小説を短い漫画にまとめているため、…

『どうせカラダが目当てでしょ』あなたの心も体もあなたのもの!そんな当たり前を再認識しました

なんだかすごいタイトルやん...!とブクログで見つけて読みました。 表紙のイラストもかわいいんだけれど...タイトルと相まって、JK娘のいるわたし的には机に置きっぱなしにするのを躊躇してしまいましたw しかしですね、内容はめちゃくちゃ真面目よ!エ…

『一度だけ』変わらない日常の中にあるモヤモヤと小さな希望

一度だけ 感想 益田ミリさんといえば「すーちゃんシリーズ」やエッセイ、というイメージが強いですがこの本は小説です。 益田ミリさんは女子のあるあるや、心の奥にあるちょっぴりダークなつぶやきを表現するのがとても上手だなぁと思っているのですが、それ…

『おとなになるのび太たちへ』自分はなにになりたいのか、 どう生きたいのかを考えるきっかけに

おとなになるのび太たちへ 感想 私が今の子供たちに対して「羨ましいなぁ~」と思うことの1つとして、幼いころからたくさんの職業を”知る”ことができること。 憧れる職業があれば、その職業に就くためにはどうしたらいいかを、ネットで簡単に調べることが出来…

『母を捨てるということ』依存症に陥った母と愛されたかった娘の40年の記録

ワイドショーのコメンテーターなどでも知られている医師、おおたわ史絵さんの著書です。 私はこの世代で医師をしている女性はみな、恵まれた家庭で育ったと勝手に思っていました。(父親は開業医なので、経済的には恵まれているとは思います。) でも、ネッ…

『息子が人を殺しました』ある日突然家族が加害者になったら...?

先日銀行に行った時に、指名手配犯がたくさん載っているポスターを見ました。 罪名は「強盗」「殺人」「強盗殺人」...などなど凶悪犯ばかり。 そのポスターを見ながら「もし、自分や家族がこのような犯罪に巻き込まれたらどうしよう...」と怖くなりました。 …

『1ミリの後悔もない、はずがない』私にとって間違いなく心に残る1冊

五編の作品による連作短編。 1話目の物語「西国疾走少女」は、2016年に第15回女による女のためのRー18文学賞読者賞受賞作です。 故に性描写が多めになっています...が、決してエロ”とは言ってほしくない。生々しくリアルなのですが、なぜか切ないそれなので…

『あのひとは蜘蛛を潰せない』人の弱さもずるさも優しさも、余さず掬う物語

あのひとは蜘蛛を潰せない 感想 登場人物は不器用な人たち。 ...でも、生きるのに不器用じゃない人ってどれくらいいるんだろう。 そう考えると、登場人物はみな「普通の人」。 大きく大きく括ると恋愛小説になるのかもしれないけれど、主人公の根本にあるの…