益田ミリさんのほのぼの系コミック。
主人公は田舎で暮らし始めた早川さんと、都会で暮らすその友人のマユミちゃんとせっちゃん。30代半ば、独身の3人です。
いいなぁ・・・森で暮らしたいなぁ・・・と思わせてくれる1冊。
どっぷりな「田舎暮らし」ではなく、自分のペースで生きてる感じがとても羨ましいです。
そして、都会で働くマユミちゃんとせっちゃんの気持ちはホントよく分かる!
イライラするよねー!職場って嫌なヤツもいるよねー!って思う。
そして、なんか「あぁ・・・私だけじゃないんだ」ってほっとする。
3人のいい関係、距離感がとても素敵。
早川さんの友達を大切にすることが自分の負担になるような「大切」はちょっとウソという言葉が好きです。
「手元ばっかり見ないで、自分が行きたい場所を見ながら漕ぐと近づけるよ。」
「目的地に行くだけのために、人間って歩くわけじゃない。」
生き急いでいる自分に、ちょっぴりブレーキをかけてくれた言葉。
人生の目的地=いつか来る最後の日 なのだとしたら、やはりただ目的地に歩いていくだけの人生は淋しくて味気ない。
そこへ続く道の途中の出来事を、出来るだけ受け入れて楽しめればいいな。そんな風に思った1冊でした。(#益田ミリ)
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