わたし、シーズン2

読書が趣味の40代主婦。きままな読書感想文を中心に日常を綴っています。家族は、夫と娘と元保護犬の愛犬ミィ。

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いいかげん、いい加減?「いいかげん」に生きるのはとても大事◎

f:id:egaode_kurasu:20210313230533p:plain年を重ねるごとに「いいかげん」の大切さというか...上手に「いいかげん」に生きれるようになりました。

 

学生時代や独身時は、あまり感じたことがなかったんだけれど、「母親」になったとたん、なぜか「親になったんだから完璧でなければいけない」と思いました。

 

割と若くして子供を産んだので「これだから若い母親はダメなんだよ」と言われてはいけない!そんな風に思われたら、子供がかわいそうだと思いました。

 

「いいかげんな母親」なんて絶対ダメなんだと思っていました。

 

だけど...、もちろん”完璧な母親”なんてできなくて。

 

仕事も家事も子育ても、完璧であろうと思えば思うほど、現実の自分とのギャップに絶望し、自分はなんてダメな人間なんだと、ひどく落ち込みました。

 

 

特に20代半ばから30代の半ばまでは、会社経営しながら小さな子供の子育て(夫はほぼ単身赴任でワンオペ育児)、

 

犬2匹のお世話、保育園や学校でのPTA役員などなど...本当に日々が24時間では足りないほどたくさんのものを抱えていました。 

 

ゆえに...日々の小さなことさえこなせない。

 

世間の理想の「母親像」から自分はとても遠いところにいるような気もしていました。

 

子供に手の込んだご飯やおやつを作ってやれない。

 

毎日掃除機さえもかけられない。

 

庭のお手入れも満足にできずお花を枯らせてしまう。

 

手帳やノートも続かない。

 

資格の勉強も中途半端。

 

子供のためにママ友を作って、お友達同士で家を行き来するなんて無理。

 

何もできていない。子供にとっていい母親にもなれていない。

 

そんな自分に本当にイライラし、自己肯定感がどんどんなくなっていきました。

 

 

時が経ち...

 

今では子供も高校生になり、夫の単身赴任も終わり、仕事も手放しました。

 

身軽になり、時間がたっぷりできたので、色々なことを「完璧にこなす」ことが時間的に以前よりも可能になりました。

 

だけど、いつの間にか...もう自分がそんなことに囚われていないことに気づきました。

 

何事も「いい加減」にすればいいじゃない!そんな風に思えるようになっていました。

 

その大きな理由はきっと、すべてを完璧にできなかった私だけれど、それなりになんとなーくここまで生きてこれたから。

 

会社を手放すときは、それはそれは胃に穴が開くほど悩んだし、肩書が消えることも怖かった。

 

自分が何者でもなくなるような気もしました。

 

でも仕事を会社ごと手放し、時給数百円のパートをしたり派遣で働いたり、しばらく休んだりする今の生活の中で、とても自分らしく生きていて、幸せだな~と思います。

 

もともと、自分は何者でもなかったんだということにも気づきました。

 

毎日手の込んだごはんや手作りおやつなんて作れず、レトルト・冷食バンザイで子育てしたけれど、ありがたいことに子供は丈夫に育っています。

 

「子供が小さいうちから働いたら子供がかわいそう」と言われて、何度となく子供に申し訳ないと思ったけれど...

 

髪を振り乱して働いていた母を見ていた娘は高校生になった今、「私もしっかり働いて、絶対自立した女性になる!」と言っています。

 

小さい頃に一緒にいてあげた時間は、専業主婦のママさんより短くて、他の家庭と比べて罪悪感を感じていたけれど、私の子にしては素直でまっすぐに育ってくれたと思います。

 

ママ友は1人もいないし、家族ぐるみの付き合いなどもしたことがないけれど、子供は勝手に世界を広げていくし、なんの支障も問題もありませんでした。私自身はむしろ快適。

 

「こうでなければいけない」に縛られ、とても苦しく辛かったけれど時間が経って思うことは、自分を縛り付けていたのは自分。

 

もっともっと自由にいい加減に生きてよかったんだなぁ~と心から思います。

 

 

もしも今、昔の私のようにガッチガチの「こうでなければいけない」に縛られている人がいたら、大丈夫だよって伝えたい。

 

そしてあの頃の私にも「あなたは大丈夫だよ、幸せに生きてるよ」って伝えてあげたいです。