
私の大切な大切な愛犬スニフが、ある日突然緊急手術になりました の続きです。
先生から手術終了の電話がかかってきたのは夜中12時前。
怖くて電話に出る手が震えました。
先生:「結論から申し上げますと....腫瘍が大きく癒着も酷かったので腫瘍の摘出はせず閉腹しました。無理をして出血をさせてしまうと、命の危険があると判断したためです。」
私:「良性の腫瘍の可能性はありますか?」
先生:「ないと思います。ほぼ確実に悪性で、場所と様子から判断して血管肉腫だと思われます。」
組織を採ることができなかったので確定診断はできなかったのですが...先生が後日、腫瘍専門の獣医師に手術中の動画や写真を見せて意見を聞いてくれたらしく、その腫瘍専門医も、同じように血管肉腫の可能性が高いとのことでした。
血管肉腫は、脾臓にできることが多いのですがスニフの場合は、脾臓周辺の大きな血管に腫瘍ができていました。
手術翌日、病院の休診時間にお見舞いに行かせてもらいました。力なく横になっているスニフを見てまた泣けてきました。
先生の愛犬(ゴールデンレトリーバー)から輸血をしていただいて、貧血の数値は一時的改善しているけれど、腫瘍によりまたすぐに貧血になること、そして...もうスニフに残された時間が長くないことを聞きました。
より高度な検査や治療ができる病院を紹介することもできると言ってくださったのですが...血管肉腫は極めて予後が悪く抗がん剤が効きにくいことも知っていたし....スニフのように進行してしまっていると完治することはほとんどありません。
奇跡に賭けてみようかと葛藤はありましたが.....私はこれ以上、辛い検査や治療はせず残された時間の苦痛をできる限り取り除く緩和ケアを望みました。
先生は「まだ手術の翌日で、現在の状態なら急変の可能性があるため、あと数日の入院を勧めます。」と言いました。
でも....残された時間が短いこと、スニフの顔があまりにも辛そうで傍にいてあげたかったこと、そして何より万が一このまま病院で亡くなってしまうことが怖かったので連れて帰ることにしました。
先生は「僕は治療を行う獣医師として入院を勧めましたが、スニフくんを想った”飼い主さん”としてのその決断は間違っていないと思います。」と言ってくれました。
そして「何かあったら、遠慮なく電話してください。」と、携帯の番号を教えてくれました。
その日から、私たちとスニフの闘病生活が始まりました。



