おとなになるのび太たちへ 感想
私が今の子供たちに対して「羨ましいなぁ~」と思うことの1つとして、幼いころからたくさんの職業を”知る”ことができること。
憧れる職業があれば、その職業に就くためにはどうしたらいいかを、ネットで簡単に調べることが出来るなんて、夢のようです。
特に子供の頃は、憧れる職業や将来の夢がたくさんあるので、その全てを調べたり、実際にその職業についている人の話したyoutubeで聞けたり最高だなって思います。
本書では、eスポーツプレーヤー、声優、YouTuber、俳優、小説家、宇宙飛行士...などなど、子供たちが興味を持つような職業の方々がドラえもんの1話を選び、そのマンガの後に子供たちへのメッセージが綴られています。
収録されているドラえもんの漫画も、とても面白い!
知っているお話も、知らないお話もありましたが...何十年経っても色褪せないってすごいですよね!
そして著名人が子供に語り掛けているページも、各々数ページで短いんだけれど...それが説教臭くなくてとてもよいです。
自分の経験を元にしているため説得力もあるし、エールもある。
私は辻村深月さんの章がとても好きでした。
小学校高学年~高校生くらいの10代にはもちろんおすすめなのですが、(小学校低学年でも理解できる子もいるかもしれないけど、フリガナがほぼないので読んであげないと難しいかも。)夢を追う20代の人にも、とってもおすすめ。
いや...昔のび太だった大人へにもおすすめの1冊です。(#藤子・ F・不二雄)
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