一度だけ 感想
益田ミリさんといえば「すーちゃんシリーズ」やエッセイ、というイメージが強いですがこの本は小説です。
益田ミリさんは女子のあるあるや、心の奥にあるちょっぴりダークなつぶやきを表現するのがとても上手だなぁと思っているのですが、それは小説でも同じでした。
主人公は、タイプが違う未婚のアラフォー姉妹。
そんな姉妹の日常や生き方を描いた小説なのですが、淡々とした日常の中で感じるモヤモヤとか惨めさが、ひりひりしてリアル。
年齢や結婚歴が違う姉妹がそれぞれ違うことで悩み、それぞれに頑張ってる姿をなんとなく応援したくなります。
多くのアラフォー女性が感じたことがあるだろう感情を、本当に上手に表しています。
淡々とした日常のお話ですが、なんとなく希望もある物語です。
- 心に残ったことば -
今読んだものを自分の人生に取り入れ、役立ててみたいと思う。
けれど、それは明日でも、一か月後でもなく「いつか」でしかなかった。
わたしは永遠のこない「いつか」の中で生き、ひからびて人生を終えるのかもしれない。
(#益田ミリ #生き方のヒント)
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