2014-01-01から1年間の記事一覧
図書館で借りました。 ため息が出るほど美しく素敵な本でした。 普段、色ってカタカナで表すことが多いけれど、こんなにも美しく豊かに色を表現する言葉があったなんて。 色の解説と、それにちなんだミニエッセイ。 そして、その色を現した写真。その順番も…
子供向けの小さな本。図書館で借りました。 イソップ物語らしいお話が5つ収録されています。(子供向けなので、お話ごとにご丁寧に教訓を解説してくれているので非常に分かりやすい!) なんとなく自分のために借りたんだけど、小学校4年生の娘も読んでいま…
絵本なのであっという間に読めるのですが、たくさんの人に読んでほしい良書。 子供の世界ではもちろん、大人もこういうことってあるのかもしれません。 私は、ゆいこが心の声を口に出さなかったこと、とてもすてきだと思います。 私も心の中で思うのは自由だ…
ようこそ、わが家へ 感想 初、池井戸潤 でした。「正しい事」とか「正義」が必ずしも守られる訳ではなく、その正義故にトラブルに巻き込まれたり逆恨みされるというのは、このご時世とても身近なことに感じられて怖いと思いました。 人間は、誰だってひとり…
第149回直木賞受賞作です。 この作品の舞台は、廃墟となった「ホテルローヤル」というラブホテル。 作者 桜木紫乃さんのご実家が営まれていたラブホテルと同じ名前です。 ホテルローヤル 感想 7つの連作短編集なのですが、進み方が非常に好きで一気読みでし…
机の上に置いてたら、小学生の娘が先に読んでました。 なんだかニヤニヤしながら読んでいて、途中リアルに... ちょwwwww って言っていた意味が、読むとよく分かります。 ネタバレになってしまうので多くは語れないけれど、大人から子供まで楽しめる1冊…
「女」を題材で書いているからか、「性」について書かれている項が多かったです。 今までのミリさんのエッセイと少し違うなぁと感じたのは、「女性に生まれたからには・・・」のあとに続く言葉を考えたり、子供がいないミリさんが「子供を産む」ということを…
「キニシナイ」は私の座右の銘なので、この本を見つけたとき迷わず手にしました。 詩集のような短い本です。 生きている限り、誰かとは関わっているわけで。 その中で誰かのひと言に傷ついたり・・・悩んだり。 自分の調子がよければ、忘れてしまったり、次…
タイトルに惹かれ、レビューも読まずに、内容知らずに図書館で借りました。 手元に届いて、その分厚さにびっくり!めくったらマンガでした。 そして数ページ読んで ・・・・ちょっと後悔しました。 その後悔は、読み終えた時にはなくなっていたけれど、それ…
以前お母さんという女の感想も書きましたが、それのお父さんバージョン。 happybooks.fun ただ、お母さんよりのよりもマンガが多く、しんみり系のエピソードはありません(笑) オトーさんがいなかった私には「あるあるー!」というのはないのですが、世の中…
衝撃のタイトルに惹かれ・・・怖いもの見たさで図書館にて。 だけど、想像していたような恐ろしさは全くなく・・・面白くて睡眠時間を削っての一気読みでした。 七十歳死亡法案、可決 感想 七十歳の誕生日から一か月以内に、日本国民は安楽死させられるとい…
ショートショート界の期待の新人、田丸雅智さんの初作品集です。 星新一さんに憧れてショートショートを書き始めたとの事でした。 夢巻 感想 超絶空想の世界なので、好き嫌いは分かれるかもしれませんが...私は大好き。 今後も応援していきたい作家さんです…
カキフライが無いなら来なかったに続く、作家せきしろさんとピース又吉さんによる、自由律俳句とエッセイ、時々写真な本。 この自由律俳句というのがとても面白いです。5・7・5にとらわれず、季語もない。 誰にでもかけそうで、絶妙な哀愁を放つ。 風景がふ…
完全なタイトル買い。 タイトルだけで、勝手に”私と同じ世界の住人でしょ!”などと決めつけ、非常に読みたくなった・・・のに、「卒業見込」の一文に気づき、なんだか急に遠い存在に感じました。 同じく芸人のピースの又吉さんのエッセイは、完成されていて…
益田ミリさんのエッセイです。 40代に突入したミリさんの日常が描かれています。 毎ミリさんのエッセイの感想に共通しているのですがゆるゆる読む感じ。 私はまだ30代なのでガッツリ分かる!!という感じではないけれど、ちょっとした待ち時間などに読むのに…
こちらは、文庫化されたので買いました。 ムーミンシリーズからの抜き出したセリフが「名言」としてまとめられています。 原作から抜き取ったものなので、本を読んでいたほうがすんなりと入ります。(読んでなくても、ムーミンの登場人物の人となりのような…
言わずとも知れたアンパンマンの作者、やなせたかしさんの本。 私がこの本を手に取ったのは、亡くなってから数日後。 本書には、やなせさんの幼少のころの話、上京してからの話、手塚治虫さんと一緒に仕事をした話、アンパンマン誕生のきっかけ、そしてやな…
益田ミリさんの短編コミックの間に、宇宙館にお勤めの安藤さんの宇宙コラムが載っています。 サービス残業が続く会社員、子供を保育園に迎えに行くお母さん、放課後に先生とおしゃべりする高校生... そんな普通の人たちの日常を切り取ったようなマンガなので…
題名に惹かれて買いました。いわゆる「自己啓発本」というやつです。 正直に言うと...私はこういうのがしんどい人なんだと実感しました。 書いていることはとてもいいこと・・・というかそう生きられたらいいな、ってことが書いてあるんだけど、 筆者からに…
益田ミリさんのほのぼの系コミック。 主人公は田舎で暮らし始めた早川さんと、都会で暮らすその友人のマユミちゃんとせっちゃん。30代半ば、独身の3人です。 いいなぁ・・・森で暮らしたいなぁ・・・と思わせてくれる1冊。 どっぷりな「田舎暮らし」ではなく…
「僕の役割は本の解説や批評ではありません。・・・中略・・・だから、僕は自分の生活の傍らに常に本という存在があることを書こうと思いました。」 という又吉さんの言葉通り、本書は彼のおすすめの本を紹介しています。 でも、それは1作品につきほんの少し…
シリーズモノの3巻です。(1.2巻の感想はコチラ) 相変わらずのチエ子さんとサクちゃんです。 私はチエ子さんシリーズがすっごく好き!というわけではないのだけれど(どっちかと言うとすーちゃんの方が好き。) チエ子さんが話したり思ったりする事で、ど真…
チエ子さんとサクちゃんは結婚10年の共働きご夫婦。 子供はいません。 そんな2人の日常を描いたマンガです。 1巻で、チエ子さんは、仕事の帰り道になぜかふと切なくなります。 特別な何かがあったわけではなく、いつの間にか大人になって、毎日大人の顔して…
すずめの夫婦が、生まれてくる赤ちゃんのために素敵な家を探す絵本です。 その家探しの中の、すずめの奥さんのワクワク感がハンパないのです。 まるで人間のように。 私も家を建てる時、ワクワクしたなーと思い出します。 そして、理想の家が見つかると、す…
買ったまま机に置いていたら、娘が先に読んでいました。 絵本なのですぐに読み終えていましたが、最後のページをじっと見つめていました。 「感想教えて。」と聞いてみると、「私もこのポストに手紙を出したい」と。 その後、私も読んでみました。 娘が言っ…
第15回ボイルドエッグズ新人賞受賞。 題名から、勝手にほんわかしたファンタジーなのかと思ったのですが、実際は28歳の女性3人のお話です。 小さいおじさん 感想 中学二年のときに同じクラスだった、28歳の女性三人。 3人は中学校の同窓会で再会するんだ…
題名に惹かれて文庫本で購入しました。 私もいつも怒っています。益田さんの経験した”怒り体験”を綴ったエッセイです。(29個の怒りが炸裂です。) すーちゃんなどの優しいほんわりした感じとは少し違う感じでした。 そりゃそうですよね、怒りがテーマですか…
書店で偶然目にして、ディズニーランドが大好きなもので買ってみました。 4つの短編作品でできていますのですぐに読めます。 サービス業に従事している方は、仕事に対する意識が高まりますし、そうでない方も「相手を想って行動する」ということの大切さを改…
益田ミリさんが「お母さん」を書いたエッセイです。 ”明るい大阪のおばちゃん”そんなお母さんの中には、子供を愛する気持ちがたくさん。 そして、そのお母さんもまた「娘」なんですよね。 娘はどうしても母親に対して少し厳しめで、母の「嫌だなぁ」って思う…
すーちゃんの恋に出てくる土田くんのお話です。 書店員の土田君は32歳、独身。 そんな彼の日常なのですが、スーちゃん同様に胸に突き刺さり、心に沁みます。 "オレの人生こんなはずじゃなかったとは思わない。 でもって、こんなもんだろうとも思わない。" こ…