ダイエットのためにウォーキングを始め、その流れで少し走り始めた私。
最初は本当に10mくらいで息が切れていたのですが、100m 200m...と少しずつ距離を伸ばし、現在では3km走れるようになりました。(上記の記事を書いたときは2kmが限界でした。)
走り始めたころは、もちろん全然楽しくないし...なんなら苦痛。
なんだけれど....走った後は爽快感と達成感を感じ「明日も走ろう」となぜか思っていて、それがとっても不思議でした。
別に走ることが好きなわけでもないし、とっても苦しいのに、なぜまた走ろうって思うんだろうって。
その答えが、この本にちゃんと書いてありました。
運動脳 感想
正直ね、この本の感想って書きにくい。
理由は....
まぁ、とりあえず読んでみて!って思うから(笑)
心と体の不思議な関係を知り、読み終わったらきっと....運動したくなるはずです。
この本の著者は、スウェーデンの精神科医のアンデシュ・ハンセン氏。
様々な実験の結果や、ご自身の患者さんのことを交えながら「いかに運動が心と体によいか」を説いてくれます。
1万年前、狩猟民族だった人類の脳と、現代の私たちの脳は基本的なことはそんなに変わらないのに、生活スタイルは大きく....それはそれは大きく変わっています。
生活はとーっても便利になったけれど、デジタルに支配されているような気もする。
人付き合いは、より複雑になり....空気さえも読まなければいけない。
生きるための食料は命の危機なく簡単に手に入り、好きな物だけ好きな時に食べられる。
まだ日が昇らまいが、もう日が暮れようが....ガンガン働かなければいけない。
昔の人の暮らしの方も過酷なことはたくさんあったと思いますが、現代人も別方向に過酷であり、より複雑なのではないかと思います。
そんな生活の中、私たちは昔の人みたいに動かないし、心拍数もあげない。
生活スタイルの変化のスピードに、脳の進化が追い付いていないわけなので....そりゃ心身に不調がでますわな...となんだか納得でした。
うつ、パニック障害、ADHDなどにも運動はとっても効果的だそうです。
実は私は15年ほど前にパニック障害を患ったことがあります。
もう今では発作が起こることはありませんが、それでも突然軽い動悸がして不安になってしまうことが時々あります。
この本にも書いていましたが、その不安からくる動悸と走った時の心拍数の上昇って確かに似てる!
だから、ジョギングなどで心拍数を上げた後に達成感(幸福感)を感じるという経験を重ねていくことで、不安やパニック発作の前触れの動悸も「これはパニックの前触れではなく、よい気分をもたらしてくれるものだ」と脳に教え込むことが出来るというのは、なるほど!!!!と思いました。
週3回、1日30分の心拍数が上がる有酸素運動(ランニング、スロージョギング、ウォーキング)行うと、心身の疾患や病気を抑えられる上、記憶力や集中力もアップする....それが今すぐタダで始められるんだから、するしかないっしょ!
(#アンデシュ・ハンセン #生き方のヒントになる話 #前向きな気持ちになりたい)