すーちゃんの恋に出てくる土田くんのお話です。
書店員の土田君は32歳、独身。
そんな彼の日常なのですが、スーちゃん同様に胸に突き刺さり、心に沁みます。
"オレの人生こんなはずじゃなかったとは思わない。
でもって、こんなもんだろうとも思わない。"
こういうことって、若かりし頃誰だって1回は思ったことがあるような気がします。
毎月、お給料日に本屋さんが混むことを知って感動した土田君。
私も土田君にそれを教わって素敵だなって思いました。
私もよく本屋さんに行くから。
そして、あまり我慢せずに好きな本を買う。コツコツ地道に働いたお金で。
”明日がまだ、何ひとつ失敗をしない新しい日だと思うと嬉しくない?”
これは、赤毛のアンの名セリフ。
生きてるってそういうことだよね。
生きていると、平等にまた新しい日がやってくる。
今日駄目だったことは、また明日頑張ればいい。
頑張ってダメならそれもいい。
頑張ることができる明日が来ることを、心から感謝しなければいけないな、と。
書店員さんのお話らしく、上記のアンのようにところどころに名作が出てきます。
なんか、それも読みたくなっちゃう。
そんな素敵な1冊でした。(#益田ミリ)
土田君の名言。
― 誰かよりマシ、だから幸せ。そういう生き方は違うんだよな ―
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