題名に惹かれて文庫本で購入しました。
私もいつも怒っています。益田さんの経験した”怒り体験”を綴ったエッセイです。(29個の怒りが炸裂です。)
すーちゃんなどの優しいほんわりした感じとは少し違う感じでした。
そりゃそうですよね、怒りがテーマですから。
正直な感想としては、「分かるー分かるー」もあるし、「そんな事ってあるの!?」と、一緒に怒りたくなる事もあるのですが、逆に「そんなこと^^;」と思うのもあります。
でも、それでいいんだと思います。
だって「怒り」って人それぞれだから。
その人の立場とか、心の状況とかで感じ方も違うもんね。
本人は「ムカついたー」って思っても、それを見聞きした人は「そんな事くらいで怒らんでも」って思ったりって、思うのは結構よくあること。
だからこうして自分の怒りを本に書けるって、勇気があるなぁ、素直だなぁと思いました。(私はブログに書くのさえビクビクする小心者なので^^;)
お約束のクスッと笑えるのもありますが、基本ゆる~く読む本です。(心に響くものや、教訓を求めてはいけません(笑))
帯に書かれていた「30代女子 顔は怒っていても、心は泣いている・・・」に惹かれて手に取った方は、私だけではあるまい。(#益田ミリ)
"怒りだけの怒りは救われている。いちばん苦しい怒りは「悲しみ」が入っている怒りだ。"
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