前回、人生初の内視鏡検査を受けると書きましたが....実際に受けてきました~!!!
ということで「初めての内視鏡検査」をレポートしていきたいと思います。
検査前日
胃の内視鏡検査だけなら、前日から検査まで食事を抜くだけで大丈夫なのですが、大腸の場合は....絶食&下剤の服用があります。
私が受診した病院は、前日夜に「ラキソベロン」という下剤を服用して大まかに出しておき、当日に「モビレップ」という腸管洗浄剤を2L飲んで腸を空っぽにするというスタイル。
検査当日に早く検査できる状態にするためには、前日(理想は前々日)の食事に気を付けるのが大事!と言われたので、検査前々日から食物繊維が少なく消化にいいものを食べました。(お豆腐やうどん、おかゆなど。)
そして、前日夜に下剤「ラキソベロン」を服用しました。
▼下剤「ラキソベロン」
この薬が作用するのには7~12時間程度と言われていて、結構人によって違うそうです。
「遅くても23時までには服用してくださいね」と言われていたのですが、翌日朝の病院への移動時に下痢になったら困ると思い早めに飲むことに。
私の場合ですが....18時に夕食(素うどん)を食べて、20時に「ラキソベロン(下剤)」を飲みました。
白湯に入れて、恐る恐る飲んでみると…甘い!
まぁ、人工的な甘さという感じではありますが、飲みにくさはありませんでした。
そして明日の初体験に備え、22時には就寝しました。
その後、便意で目が覚めたのが11:30。結構早いな....という感じ。
0:15にももう一度トイレで目が覚めて、起きてすぐの6:00、出発前の7:30、それぞれトイレに行きました。
もうこの時点で、結構「出きった感」はあったので、早めに飲んでいてよかったなと思いました。
検査当日(準備段階)
病院までは50分くらいかかるので、その途中でトイレに行きたくなったらどうしよう...!と心配していたのですが、大丈夫でした。
9時前に病院に到着。
当初、トイレ付きの個室が満室のため、他の人とトイレを言一緒に使わないといけないと聞いていたのですが...キャンセルが出たそうで個室を使うことができました!
トイレ付きの個室は絶対条件ではなかったものの、やっぱりちょっと気になるかも?と思っていたので、これはとっても嬉しかったです。
そして、実際に経験してみて次回からはトイレ付きの個室は絶対条件にしようと思いました。
検査についての説明を受けて、9時30分頃から腸管洗浄剤「モビプレップ」の服用開始。
▼腸管洗浄剤「モビプレップ」
この2Lの液体(下剤)を飲んでいきます。
コップ1杯を10分で飲む、それを6回繰り返してくださいと説明があったのですが....これがキツイ。
経験者達にキツイとは聞いてはいましたが...本当にキツイ。
まず、味がまずい。(甘味の無いアクエリアスに塩を入れて、ちょっと酸味を足した感じ?)
加えて、液体をこんなハイペースで体内に入れることに慣れていないので、お腹がパンパンになって苦しい。
最初の3杯くらいは、まぁなんとか10分で飲み切りましたが....その後は1杯飲むのに20分くらいかかりました。
しかし、前々日から食事に気を付けていたこと&下剤を早く服用して結構出していたこと&普段から便通が良いこと&小柄なことなど、色々な条件が重なってか「モビプレップ」を飲み始めて1時間半ほどで、看護師さんからOKを頂きました。(2L中ちょうど1Lを飲み切って終了!)
ここでちょっと余談なんですけれども....
大腸が空っぽになったかどうかを確認するため、便の状態を看護師さんに確認してもらうんですけれどもね、このさ「便を他人に見てもらう」という行為も、もちろん初めてで。
まぁ、正確に言うと便ではなく、ほぼ透明な液体を見てもらうんですけれども....それでもなんだか恥ずかしかったです。
同時刻に10人くらいの患者さんが同じことをして、便が透明(実際には黄色い液体)になった順に検査を受けることが出来るというシステムなのですが....私が1番でした!
OKをもらってから2時間くらい待ち時間があったのですが、まぁその間もスプラッシュでございました。
お腹の痛みなどは全くないのに、急に便意がくる!みたいな感じ。
でも、トイレに行っても出るのは便ではなく液体。
お尻からおしっこが出る見たいな感じでした。
検査当日(いざ検査!)
お昼頃に検査着に着替えます。
この検査着とは、おしりの穴部分に穴が開いている(ややこしい...)紙製のハーフパンツ。
おしりの穴付近は二重になっていて、検査開始までは他人からおしりの穴が見えないようになっています。
そのため、まったく恥ずかしさなどがなく、よくできてるな~と感心しました。
着替え終わると、鎮静剤を入れるための点滴のルート確保し、検査用ベッドに寝て看護師さんから検査の流れを聞きます。
「まず大腸の検査をして、次に胃の検査をします。先生が来たら、おしりにジェルを塗るのでちょっと気持ち悪いかもしれませんが....すぐに眠くなりますからね~。」
と言われ「え!!お尻にカメラ入れる時に、まだ意識あるんですか!?」と聞いたら、「そうなんですけど、ホントにすぐに寝ちゃうので大丈夫です。」と言われ、ドキドキしているうちに先生が検査室に入ってきてきました。
腰のあたりに、大腸の動きを止める薬を注射して、しびれなどないかを確認されて鎮静開始。
先ほどの看護師さんの説明の通り、おしりにジェルを塗られて....
カメラIN!!
うわぁぁぁぁ....と思った所で、まさに目の前がこんな市松模様に。
次に気が付いたのは「stinky*さん、喉の麻酔するから口開けて~」という看護師さんの声。
朦朧としながら口を開けて、2度ほど苦い液体をスプレーされたのを覚えています。
そして次は「終わりましたよ~、お部屋で少し休みましょうね」という声で起きました。
ホントに苦痛も羞恥心もなく終わりました。
検査時の鎮静について
私は オェェェ となる嘔吐反射が強いので、検査時に鎮静をお願いしました。
ほとんどの病院で行われている「検査時の鎮静」というのは、安全性を考えて全身麻酔ではなく「意識下鎮静」というもの。
これはウトウトと眠っていますが、声をかけたり、体に触れたりすると目を開けて反応するレベルのものです。
なので途中で「喉の麻酔をするから口開けて」と言われると、ぼんやりですが目を覚ますことが出来ます。
だもんでさ、ハッキリではなくぼんやりとした記憶なんだけれど....私、胃カメラの最中(カメラを抜く時?)に、めっちゃ オェェェ ってなってた感じがします。
遠い意識の中で「あれ....?今 オェェェ ってなってる....のでは....?」みたいな感じ。
あ、でも全く苦痛は感じません。
ただ、意識がハッキリと戻った時に「オェェェ ってなって、先生や看護師さんに迷惑かけなかったかな?」などと思ってしまいました。(たぶん、みなさんプロだし私以外にもそういう人はたくさんいるので全く気にしなくていいと思うけど。)
そんな風に、所々うすぼんやりと記憶があったりしますが、苦痛は全くなかったので、次回以降の内視鏡検査の際も絶対にこの鎮静をお願いしようと思っています。
胃&大腸の内視鏡検査 結果とまとめ
検査後リカバリールームで少し休み、先生と一緒に写真を見ながら検査結果を聞きます。
結果...胃も腸もキレイで問題ないですよ、とのことでした。
胃に1つポリープがあったのですが、それはピロリ菌がいない人の胃に多くできる良性のポリープだそうで、とりあえず経過を見ていきましょうとのことでした。
初めてづくしで不安なこともありましたが、終わってみたらなんてことなく、ちょっとした達成感と大きな安心がありました。
今回は異常がなかったので、胃カメラは2年後・大腸カメラは4年後にまた受けたいと思います。
大腸がんは、40歳を超えたあたりから罹患率が上昇していきます。
私と同年代の40代前半の方も、子育て真っ最中だし仕事も忙しいから、まだいいかな...なんて思わずぜひ検査してほしいなぁと思います。
特に女性にとってお尻からカメラを入れるというのは想像しただけで恥ずかしい!!と思うかもしれません。
けども!
今回私が行ったように鎮静してくれる病院も増えているし、先生も看護師さんもプロなので何も恥ずかしくないですよ~!これ、ホントだから!
だから、40歳を過ぎたら(もちろん30代でも気を付けるに越したことはない)ぜひぜひ胃&大腸の内視鏡検査を受けてみてくださいね。