2014年、たまたま見つけた「kaori(ttkk)の嫌がらせのためだけのお弁当ブログ」という名のブログ。
かわいくて、とても手の込んだお弁当に釘付けになりました。
しかも、そのかわいいお弁当は、思春期の娘に対する「嫌がらせ」で作っているというのだから、これまた驚きましたよ。
そして、2015年1月に娘さんが高校を卒業するその日まで、しっかりとお弁当を見届けた私でした。
それから7年もの時が経ち...Amazonプライムビデオで、このブログをモデルにした映画『今日も嫌がらせ弁当』を見つけたので見てみました。
今日も嫌がらせ弁当 レビュー
ブログをモデルとして作られている作品ですが、かわいいキャラ弁だけで約2時間をもたせることは出来ません。
そのため、映画独自のエピソード(フィクション)がたくさん詰め込まれています。
東京都八丈島で、シングルマザーとして2人の娘を育てている母と、反抗期真っ只中の次女が主人公。
母親役は篠原涼子さん、次女役は芳根京子さんです。
反抗的で、ろくに返事もしない次女に腹を立てた母親は、「よし!娘が嫌がることをしよう!」とキャラ弁を作り始めます。
娘は学校でクールキャラだったため、キャラ弁を恥ずかしいと嫌がるのですが...学校ではちょっとした名物に。
そりゃそうよね!めちゃくちゃ手が込んでいるかわいいお弁当だもの。
娘さん、きっと普通に嬉しかっただろうなって思います。だって、日々の弁当が「あなたを愛してるよー」の塊なんだもの。
ストーリー的には「感動モノ」なんだと思うのだけれど、個人的にはちょっとそれが前面に出ちゃってる感じがして泣けませんでした。
そんなわたし的、お楽しみポイントは...
①篠原涼子・芳根京子を愛でる。(とてもかわいい。)
②母(篠原涼子)と自分を、そのまま重ねる。(とってもリアルな日常。ふすまのシーンは自分がやったかのようにスッキリ。)
③自分の娘と次女を重ねる。(次女の反抗期に、大人げないほど腹が立つ。)
④とってもかわいいキャラ弁に癒される。
こんな感じです。
毎日お弁当を作っている私ですが、ほぼ冷凍食品と前の晩の残り物なので見終わった後に、若干の娘への罪悪感を感じました(笑)
娘を持っている母親、働きながら子育てしている方、お弁当を毎日作っている方、そしてお弁当を毎日作ってもらっている(作ってもらっていた)方、みんなどこか自分と重なって、ほっこりした気持ちになるような作品でした。