芸人バカリズムが「原作」・「脚本」・「主演」のドラマです。
原作は、2006年から3年の月日をかけ、バカリズムがネット上にこっそり銀行勤めのOLのフリをして綴っていたブログを書籍化した、「架空OL日記」。
会社勤めの全ての女子が思わず「分かる!!」と言ってしまう、OLあるあるの日常です。
5人のキャストもとても個性的で「うちの会社にもこんな子、いるいる~!」と思わせるようなキャラクター。
終業後、みんなでご飯を食べに、コスメを買いに行ったり、ジムに行ったりと、とても仲良しなのがほほえましく羨ましいのですが時々、枡野さん(バカリズム)の心の声が聞こえて、これもまた分かる!ってなります。
ドラマでは、枡野さん(バカリズム)の心の声しか聞こえませんが、きっとそれぞれに心の声があるんだろうな...などと想像してみたり。
とにかく「OLの日常」なので淡々としていて、上司の悪口と食べ物の話ばかりしているんだけど、まぁまたそれがリアル。
わたし的に共感No.1ポイントは「月曜日に人格を与えている」ところ。私もOL時代、とにかく月曜日が大嫌いでした。
主題歌も「月曜日戦争」というタイトルで、またこれがとてもドラマによく合っています。(歌っているのは吉澤嘉代子さん)
出来事がいちいち小ネタで、それが女子の「あるあるー!」を誘います。
女装しているわけでもなく、ただスカートをはいているだけのバカリズムが、OLにしか見えない不思議。
1話が短いのでとても見やすく、ほんわりゆるゆると見ていたら...ラストがなかなか切なく、衝撃的。
毎日イライラしていたはずのOL時代が、なんとも愛おしく思えるようなドラマでした。