わたし、シーズン2

読書が趣味の30代主婦。きままな読書感想文を中心に日常を綴っています。家族は、夫と娘と元保護犬の愛犬ミィ。

MENU
ベネッセのDM止める方法
おすすめスープジャー
歯医者さん
ブログカスタマイズカテゴリー

『ほしいものはなんですか?』悩みやチクリと傷むものを抱えるひとへ

f:id:egaode_kurasu:20210126110419p:plain

一人っ子のリナちゃん、そのお母さんで専業主婦のミナ子、そして35歳独身、ミナ子の義妹のタエ子。この3人のに日常を切り取ったマンガです。

専業主婦のミナ子は、自分が薄くなっていくような・・・世間から取り残されたような寂しさと、少し焦る気持ちを感じています。 

近所のおばさんに「2人目産まなきゃかわいそう」と言われたミナ子は、娘のリナちゃんに「ごめんね。ひとりっ子で。」と謝ります。

 

胸がズキンとしました。

 

我が子も一人っ子。周りの人に「一人っ子はかわいそうだ」と言われると、一人っ子である我が子に「ごめんね」と言いたくなる気持ちは、きっと一人っ子親の多くが感じたことがあるんじゃないかな。 

だけど、お母さんに謝られたリナちゃんは思うのです。

「大人って「かわいそう」に振りまわされてる。かわいそうってなんなのかな。「かわいそう」が怖いのかな?もし怖かったとしても逃げられないよ。だって「かわいそう」は目に見えないんだもん。」

そんな目に見えない「かわいそう」に振り回される必要なんてないんだよね。そもそも誰かを「かわいそう」と思う事で、人は自分が「かわいそうじゃない」って思いたいのかもしれない。 

だったらなおさら他人からの「かわいそう」なんて気にする必要がないんじゃないか...そう思いました。

 

独身のタエちゃんは、リナちゃんの面倒をよく見てくれます。だけど、はやり「結婚」というプレッシャーとか、「働く」という事に、ちょっとしたモヤモヤを感じている。

そんなタエちゃんが言うの。
「人はすべての質問に答えなくてもいいのである。すべてに答えようと頑張るとどうなるか分かる?見失うんだよ。自分を。」
あぁ・・・そうだなぁって。全てに答えなんて出さなくてもいい。完璧であろうとすればするほど、苦しくなって自分が自分じゃなくなっちゃう気がする。そう、全てにおいて答えを出そうと頑張らなくてもいいんだ。


私はこの本、凄く好きでした。私は、どちらかというとミナ子よりもタエちゃんが好き。そしてリナちゃんがスキ。

みんなそれぞれ違うけれど...誰かを見て羨ましいって思うけれど... それでもそれぞれに、悩みやチクリと痛むものを持っているんだと思う。

そんな私の心に、最後のリナちゃんの言葉がズシンと響き・・・また明日も頑張ろうって思います。(#益田ミリ)

* この本の感想を書きました *