もう13年も前に出版された本です。
実は10年くらい前に読んだことがあるのですが、図書館で見つけたので再読しました。
シリーズ化されています。
私が読んだのは、最初に出されたこちらです。
この本に書かれているのは、100円で買えるA6のノートに日付を書いて、とにかく何でも 書いたり貼ったりするというノート術です。
アイデア用・仕事用・プライベート用・ライフログなどと、ついつい何冊も使いたくなる”ノート”。
実は、これがノートを書くことに挫折する大きな理由かもしれません。(めんどくさくなっちゃうし、どこに書いたか探すのに時間がかかる。)
なので、著者が推奨するのは「時系列に沿って、とにかく1冊のノートに情報を一元化しましょう!」ということ。
私は、手帳術やノート術の本が大好きで、たくさん読んできましたが1番参考になり、マネするところが多かったのはこの本です。
現在私が使っているノートは...
①感情吐き出しノート(負の感情だけを書きなぐり、二度と見返さないノート)
②まとめノート(知識や覚えておきたいことをまとめる雑記ノート)
③ライフログ用ノート(日々の記録)
この3冊のノートを使っています。
で、本書をガッツリ参考にしているのが③のライフログノートです。
『メモの魔力』の感想文を書いたときにも書きましたが
私は、これ系の本は全てをマネするのではなく、実践できるところをマネして、自分の使いやすいようにカスタムする、というのがとても大切だと思います。
なので私は、本ではA6綴じノートを推奨していますが
私のライフログノートはA5のリングノートです。
理由は、私は持ち歩かないのでA5サイズでもかさばらない、リングノートの方が開きっぱなしの時にコンパクト(半分)になるからです。
あと、この本ではノートに記録した後にPCでタグ付けをして「索引ファイル」を作ることを推奨しています。
これ...ガンガン働いていて、たくさんのことを記入したり、アイデアを書いたりする人にはおすすめですが、そうじゃない私はしていません。
私は、金魚の水替えをしたとか、病院に行ったとか、友達と会ったとか、支払いをした...みたいな記録と、
切り抜きやSHOPカード、映画の半券などを貼っています。もちろんおしゃれ要素はゼロです。
本当は食事の記録とか、歩数とかも記録したいのですが...続かないのでできていません。
私のようなズボラな人間にとっては、フォーマットを決めすぎない、おしゃれ(キレイ)に書こうと思わない、というのが長続きするコツかなぁ~とも思っています。
そして「日記」だとどうしても続けなきゃ・・・!と思うけれど、ライフログはそんな風に思わないのもいいとこだと思います。
ノートや手帳を書く理由...それはただ1つ!
「忘れるため」
書いてしまえば、忘れても大丈夫!
だからとりあえずなんでも書きます。(予定や買い物リストは忘れたら困るので、アラートできるアプリを使っています。)
本書は、実例写真やかわいいイラストなどの「おしゃれ要素」はありません。(ほぼ字です。)
でも、押しつけがましい自己啓発っぽさもありません。
著者の「ノート書くのが好きですぅぅぅ!」という愛が詰まっています。
そして、おセンスが皆無の私にとって、おしゃれさがないノート術というのは、とっても心地よく、ノートを書く(日々を記録する)というハードルをグッと下げてくれました。
同じように、おしゃれには憧れるけどセンスがない。
でも、自分の記録を残していきたい...そんな方におすすめの1冊です。(#奥野宣
之