SHOWROOM社長の前田 裕二さんの本です。
甘いマスクで高学歴、事業も成功している...きっと不自由なく、まっすぐに育ってきたんだろうなと勝手に思っていました。
でも、この本によると8歳の時にご両親を亡くし、10歳年の離れたお兄さんが医師になる夢を捨てて養ってくれたそうです。
ご本人も11歳のころから路上でギターを弾き語り、道行く人にお金をもらっていたというエピソードには驚きました。(のちにこの体験が事業に結びついていきます。)
私の想像とは全く違う、とてもご苦労が多い人生だな...と思いました。
そして、お兄さんを喜ばせるために勉強を頑張ります。
その時に一生懸命頑張って書いたノートを小学校6年生の時の担任の先生がみんなの前で褒めてくれたことが強烈な成功体験として残っているそうです。
本書では、前田さんの熱いメモへの気持ちが溢れています。
また、「ファクト→抽象化→転用」という独自のフォーマットでメモをするという、具体的なメモの取り方も紹介されています。
正直、めちゃくちゃ意識高い系の人じゃないとマネはできないかも...と個人的には思いました。
ただ、私はこういうメモ術やノート・手帳術というのは、いいなと思うところを参考にさせてもらい、自分流にアレンジするのがとても大切だと思っています。
私はとりあえず「なんでもメモする」を実践し、メモをメモで終わらせないよう、時間があるときにメモの情報を取捨選択し、必要なことはノートにまとめるようにしています。
今は仕事をしていないので、メモする情報も本で読んだことや調べたことなど、クリエイティブとは程遠い内容で、完全に自分のためのもの。
それでも、知識が増えるということで、毎日が充実したように感じるのも事実です。
メモの取り方も参考になりましたが、私はなんとなくこの方の考えとか熱量に興味がいきました。
「思い」と「想い」を使い分ける...という話はとても共感したし、様々な人とのエピソードでは素直さというか、まっすぐさが滲み出ていました。
メモを続けるには、お気に入りのメモ帳やノートを使うのが、モチベーションを上げる一つの方法と書かれていたのですが、これは人それぞれ。
私は、お気に入りのメモ帳に、走り書きのようなメモを書くのが「もったいない」と思ってしまうので、そういう方は100均のノートや裏紙のメモ帳にメモを取り、あとでお気に入りのノートにまとめる...という方法がおすすめです♪
バリバリ働いていた時に、この本に出会いたかったな~と思いました。
就活している方、起業に向けて頑張っている方、もっともっと上を目指して頑張りたい方におすすめしたい1冊です。(#前田裕二)