本日11月22日は「いい夫婦の日」
みなさんの夫婦関係はどうですか?仲良くやっていますか?
とある調査で「いい夫婦の日」に結婚した116人に調査したところ、夫婦円満だと答えた人は70.7%に上ったそうです。
結婚何年の人たちに調査したのかは分かりませんし、他の日との比較もできないので微妙なところですが...
でも、結婚するにはいい日なのかもしれません。なによりも、結婚記念日を忘れないというメリットがあるようです。
亭主元気で留守がいい...というけれど
我が家は今年、結婚17年が経過しました。
3年間同棲して結婚したので、夫とはもう20年一緒に暮らしていることになります。
とはいえ...実は私たち夫婦は、この結婚生活17年の半分近く別居しています。
理由は夫の単身赴任。
1年行って1年帰り、また2年行く。そして半年帰って、また2年行く...みたいな感じ。
現在も約1年の予定で単身赴任中です。
こんな生活だったので、子供が生まれたころからワンオペ育児には慣れていたし、私も夫がいないのは楽だと思っていました。
「亭主元気で留守がなんて、本当に上手いこと言うわぁ~!」なんて思っていました。
なんなら帰ってくることをちょっと嫌(メンドクサイ)とも思っていました。
久しぶりに帰ってくると、お互いが生活のペースがつかめず、イライラしたり喧嘩が多くなるのも嫌だなぁと思う一因でした。
しかし!
昨年秋から今年の秋の1年間、夫は家にいたのですが...私たちの結婚生活17年間で、この1年が1番穏やかで、夫婦仲がよかったのです。
今までの違いはただ1つ。
それは、私が働いていなかったこと。(子供が1歳の時に社会復帰し、それからずーっと(パートも含)働いていていましたが、昨年秋に仕事を完全に辞めました。)
仕事を辞めたこと、子供も高校生になり全く手がかからなくなったことで、私のストレスは一切なくなり、夫に優しくできたのだと思います。
私が優しくなる ⇒ 夫も優しくなる というなんとも素敵な現象が起こったのでした。
そして夫は夫で、若い頃は夜中まで働いたり、休日返上で仕事ばかりでしたが、40歳を過ぎて仕事のペースも若手の頃よりはゆとりができ、以前に比べ帰宅時間がとても早くなりました。
なので、夫も心に余裕ができたんだろうと思います。
私が家事をしていると...なんと自分から「何かすることある?」とまで言ってくれるようになりました。
自分にも夫にもゆとりができたこと、そして子供も手がかからないほどに育ち...「今が1番幸せだなぁ~」と思っていたところ、ほぼ同じタイミングで夫が
「オレ、今が1番幸せだと思うわ」
と言ったので、同じように感じていたことに驚き、若干食い気味に「ほんとだよね!私も同じこと思ってた!」と言いました。
亭主元気で留守がいい...ではなく「心の余裕がなくイライラしてる妻を、さらにイライラさせる夫は、元気で留守してくれてる方がいい」だったんだなとその時感じました。
結婚生活での女の大変さ...もっともっと分かってほしい!
どんなに大好きで結婚しても...日々の”暮らし”という現実の中で、お互い嫌なところが見えたり、ウザイと感じてしまうのが夫婦。
そこに昨今の「女性の社会進出」が加わり、女性のストレスはMAXMAXなのです。
家事・育児・仕事...それに加えて学校行事や町内会、子供関係の付き合い、お互いの両親の事など本当に大変!
もちろん男性だって大変なのは分かります。
そして、このご時世、男だ女だなんていうのは時代錯誤...なのかもしれません。
でも、あえて言わせて欲しい。
ほんとに大変なのよ、女って。(ホルモンバランスによる体調不良もあるし!)
「だからさ、世の中の男性のみなさん、もっと家事・育児がんばれ。」とか、私はそんなことが言いたいわけではありません。(いや、それも言いたいけれども。)
夫婦生活で私が大切だと思うこと
夫と暮らして20年、離婚危機もあった私が、迷える若いご夫婦に伝えたいこと...それは、夫婦とか家族ってチームだよってこと。
同じ方向を向き、同じ目的をもち、共に戦うチーム。
エースやキャプテンだけが頑張ったって、いいチームにはなれないわけで。
誰かがミスをしても、誰かがカバーしたり、励ましあったりして乗り切る。
それぞれがそれぞれの役割をしっかり果たす。
そして、今仲間はどういう状況かな?と気を配り、必要に応じてミーティングをする。
まさに、そんなチームなのです!
忙しい日々に追われていると、どうしても相手のことを考える余裕なんてなくなってしまって、
「なんで自分ばっかり」って思い始めてしまう。
そう思い始めるともう自分のことしか考えられなくて「どうしてわかってくれないの?」って辛くなっちゃうんだよね。ホントに。
そんなときに「大丈夫、自分も一緒だよ。ちゃんと話そう。」と言ってくれるだけで気持ちが楽になったりする。
だから「世の中の男性のみなさん、もっと家事・育児がんばれ。」ではなく、どんなにイライラしても、疲れていても...少しだけ、お互いを想いあおうぜと言いたい。
男も女も、そうじゃない人も、奇跡的な確率で出会い、大好きで結婚(事実婚も含め)した人のことを、想いやることができる”心の余裕”だけは、どんなに忙しくてもお互いに残しておいて欲しいなと思います。
そのためなら、家が汚くても、夕食が買ってきたお弁当でも、お化粧したまま寝ちゃっても全然OKじゃん!って思うのです。
そしてもう1つ。
今日のできごとや、子供のこと、今しんどいと思っていること、最近見た面白い漫画の話...なんでもいいからパートナーに話をして、同じくらい相手の話も聞いてあげる...これめちゃくちゃ大事です。
私も以前は、なんでも自分で決めて夫には事後報告する、ということが多かったんだけれど、あまりそういう風にしすぎると夫は疎外感を感じていたようです。
なので、今は小さなことでも一緒に考えたり、とりあえず決める前に話をするようにしています。
これからも...
夫婦仲があまりよくない時や、ケンカが多くてうんざりするときなど、私はいつも夫のせいにしていました。
「なぜ、私がこんなに大変なことを分かってくれないの!?」そう思っていつもイライラしていました。
でも、よくよく考えると...疲れているのも大変なのもお互い様。
いつも私がイライラしていて、それに夫だってイライラしただろうし、居心地がよくなかっただろうなぁと思います。
今思えば...私は、自分ではどうにもできないイライラを、夫にぶつけていたことも多々あります。
八つ当たりですね。
だから、夫だけが悪かったわけではなく自分も悪かったなぁ...と気づけたことで、夫に優しくできるようになったのもあります。
自分が変われば、相手も変わる。
相手のせいにするだけではなく、自分も変わっていくことがとても大切だなぁ...と、いい夫婦の日に改めて思いました。
これから子供も巣立っていき、夫と2人暮らしになる日もそう遠くない...ハズ。(娘、頑張れ!)
昔は、それがとても憂鬱だったのですが...実は今では、少し楽しみな私です。