本屋さんが大好きなので、月に3~4回は行きます。
今年の初めに見つけたのがこの本。
なんとも、かわいいイラストに表紙買いしました。
子供にも分かりやすく「大事なこと」が書かれています。
私は無宗教で、「ブッダさん」の事もあまり詳しく知らないのですが、素敵な本だと思いました。
私のような人でも、宗教色は特に感じない本なので読みやすいと思います。
自分がされたくないことは、きみも人にしてはいけないよ。
みんながうれしくなり、よろこんでくれることをしよう。
まわりの人が、やってもやらなくても自分がやるべきことを、ちゃんとやろう。
いまやれることを、いっしょうけんめいがんばろう。
たのしいことは、みんなで分けあってもへらないよ。
そんな事を、子供にも分かりやすく書いています。
大人になって思うことは、子供の時に ”教わる” って大事だと思う。
誰だって、最初は知らないんだから。
そして、大人になると、「あたりまえ」の事って、結構誰も教えてくれないから。
親だって、完璧ではないけれど、当たり前で大切なことを子供に伝えていかなければいけない、と私は思います。
私が子供のころ、母は忙しくて「言葉で教えてもらった」事は、あまり記憶にないんだけど、その代わりに祖父が、いろんな話を聞かせてくれて、色んな事を教えてくれました。
まだ園児のちいさな私に「都市部のドーナッツ化が進んでて・・・」とか
「電気抵抗の単位はΩで・・・」とか、
戦争の事など、難しい事もたくさん教えてくれました。
その時はあまり分からなかったけど、後に授業で習ったときに、既に知ってた自分が誇らしかったりして。
そんな祖父が、唯一私に「教えてくれた大人」だったな・・・。
嘘をついて、私が母や祖母にギャンギャン怒られてる時にも、
「ズルはするな。そんな事しなくてもお前は大丈夫や。自分の価値を自分で下げるようなことするなよ。じぃちゃんは、知っとる。お前は大丈夫。」
と言ってくれた事をはっきりと覚えています。
母や祖母に怒られてる時は、反発する気持ちしかなかったけれど、祖父のこの言葉はスッと心に入って今でも大事にしています。
話はそれてしまったけど、子供は良くも悪くも無知なもの。
だけど、その分真っ白で純粋だから、そんな子供には素敵な言葉や知識を少しでも多く吸収してほしいと思うのです。(#宮下真)