どうしても嫌いな人のその後のお話です。
ネットのレビューでは、割と賛否両論なこの本。
結構厳しいレビューも多いですね。でも、私はよかったと思います。
帯に「子供を産む人生、産まない人生」と書いてあるのですが、そんなすーちゃんの気持ちもよく表されている内容でした。
実際、仲良しだったまいちゃんは、子供が生まれ(すーちゃんは独身)そんな彼女に対して、ちょっとした違和感を感じる。
そして、ちょっと意地悪を言ってしまう。
まいちゃんも、自分の時間がなくて母として、取り残されているような孤独を感じている。
またいつか、昔のように色んな話ができるようになるのかな・・・って思う。
2人ともの気持ち、分かるなぁ~。
そして、すーちゃんはやはり「産むこと」を考えるのです。
そして、「お母さんになっても ならなくても 私は”わたし”。お墓に”お母さん”って書くわけじゃないし」とつぶやきます。
ほとんどの女性が人生の中で一度は考える「自分の結婚・出産」。
お金で買えるものでもなく、自分の思い通りになるわけではないので難しいテーマです。
すーちゃんの新しい職場は、みんなとても優しくて、すーちゃんはとてもイキイキ働いています。
あんな風に働けたら素敵だなーって思います。私は特に、園長先生の
「逃げ出したなんて言葉にしばられず、そのまま受け止めればいいの。”逃げたじゃなく辞めた”それだけのことよ」
という言葉が沁みました。
自分の選択を責めなくたっていいよ・・・って、そう言ってもらえた気がして。
肝心のすーちゃんの恋については、ネタバレになるので書きません♡
お相手の土田くんについては⇒オレの宇宙はまだまだ遠いに描かれています。
この本を読むと土田くんが好きになります。(#益田ミリ)
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