わたし、シーズン2

読書が趣味の40代主婦。きままな読書感想文を中心に日常を綴っています。家族は、夫と娘と元保護犬の愛犬ミィ。

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『すてきな家をさがして』それぞれの幸せの地を探して...

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すずめの夫婦が、生まれてくる赤ちゃんのために素敵な家を探す絵本です。

 

その家探しの中の、すずめの奥さんのワクワク感がハンパないのです。

 

まるで人間のように。

 

私も家を建てる時、ワクワクしたなーと思い出します。 

 

そして、理想の家が見つかると、すずめの奥さんは言うのです。

 

「あぁ、これがわたしたちの家なのね・・・ゆめにまで見た・・・」

 

「ねぇ、あなた。わたし、とっても幸せよ!こんな暮らしがきできるなんて ゆめみたい!」


人間と一緒だよね。そして、新しい家で赤ちゃんも無事に生まれました。

 

でも・・・すずめの一家はその家では、本当の幸せを手にすることはできず・・・というお話です。

 

どんなに条件が良くても、どんなに思い描いた家でも、安心して暮らせなければ「素敵な家」とは言えないのかもしれません。

 

それを感じたすずめの家族は多少不便でも、自分たちの居心地のいい場所へ引っ越すことを決めます。


内容は・・・特別面白いというわけではありません。(←失礼)

 

絵も版画っぽい感じで、色使いもちょっと暗い感じなので、子供が手に取るような華やかさとかかわいさはありません。

 

でも、みんなそれぞれ自分の幸せな場所で暮らしていくことが「幸せ」なんだな~と。そんな事を思いました。

 

そんな教訓のようなものもあるので(イソップ物語の「いなかのネズミと町のネズミ」っぽい感じかな。)お子さんへの読み聞かせもできる本だと思います。(#パブロゴンサレス)

* この本の感想を書きました *