
筋ジストロフィーが進行する中でも自らの夢や欲に素直に生き、皆に愛され続けた実在の人物・鹿野靖明さんと、彼を支えながらともに生きたボランティアの人々や家族の姿を描いた人間ドラマです。
こんな夜更けにバナナかよ 感想
主人公は、よく言えば自分にとても正直な人。
悪く言えば、超わがまま。
時に憎たらしいのだけれど....彼の周りにはいつもたくさんの人がいて笑顔が絶えません。
きっとそれは、人好きで....今を一生懸命生きていることが周りにも伝わるから。
障がいがあろうがなかろうが、人は1人では生きていけません。
だから、出来ないことは出来ないと認めて人に頼る。
そして、サポートしてくれる人には心から感謝して素直な自分をさらけ出して全力で向き合う。
よく考えると、それは人付き合いの基本なんだけど....現代社会ではそんな風に生きるのはなかなか難しい。
人前では表向きの自分を演じ「いい人」でいたいから。
だけど鹿野さんは、そんなことを気にすることなく常に全力。そしてとっても明るい。
そんなとても人間的なところが、鹿野さんの魅力なんだろうなって思いました。
彼の周りの人たちもそんな姿に勇気をもらい、自分の人生を一生懸命生きようとします。
人とのコミュニケーションが苦手だったり、対人関係に悩んでいる若い子にも観てもらいたいなぁと思いました。
いつもガマンばかりするのではなく、人とつながるときは本気で...ときに頼ったりぶつかったりしていいんだよーって。
途中、数々のわがまま傍若無人っぷりに「この主人公イライラする」という感情が芽生えます。
そして時同じくして、主人公の弱さや惨めさを垣間見ます。
そこで自分はこの主人公を「鹿野靖明さん」ではなく「障がい者の鹿野靖明さん」として見ていたんだなぁと気づかされます。
難病がテーマですが重くも暗くもなく。
すべてに共感するわけではなく、考えさせられるところもあり。
ロケ地が北海道なので、以前北海道旅行で行った場所がいくつか映ったりして、嬉しくなったりもしました。
俳優陣も豪華で大泉洋さんの演技も素晴らしかったです。
公開日:2018年12月28日
鑑賞日:2019年01月12日




