
ちぐはぐな頭と心【愛犬闘病記⑥】 の続きです。
ミィは亡くなる2日ほど前からご飯を食べなくなり、亡くなる当日には水を飲んでも吐いてしまっていました。
吐いたときに少し血が混ざり始めたのを見て、もう体が限界なのだと感じました。
これ以上は頑張らなくてもいい...心の底からそう思うことができました。
神様、ただただ苦痛なくミィを逝かせて欲しいと。
2022年、夏。
寝込むこともなく、直前まで自分で歩いて水も飲み、自分で最後の場所も選び、私をじーっと見つめながらゆっくりと意識がなくなっていき...それから10分ほどで息を引き取りました。
苦しむこともなく穏やかな最期でした。
誇り高き野犬の強さを見せられたような気がしました。
野犬の子として生まれ、保健所に収容されたミィ。
その後、保護団体のボランティアさんに救い出されて我が家にやってきました。
保健所から救い出してもらい、輸血にて命を助けていただいたミィは、2度も命を救ってもらった運を持った子でした。
結局ミィの病気はなんだったのか?
なぜミィは死んでしまったのかは、最後まで分かりませんでした。
肥満細胞腫の影響だったのか?
それとも同時期に免疫系の病気を発症していたのか?
たくさんの獣医師が診察、診断、検査、手術にかかわってくださいましたが....「体内で血液が作れない状態になった」ということ以外は不明のままです。
なんの病気で死んでしまったのだろう...という気持ちや、今後の獣医療の発展に少しでも貢献できればという気持ちで、解剖をお願いしようかとも思ったのですが...いざお別れの時がきたら、そんな気力が湧かず解剖はできませんでした。(大学病院が遠く、解剖をお願いするのが難しかったのが断念した大きな理由です。)
ギュッっと濃縮された、7年の犬生を駆け抜けていったミィ。
きっと...いや、絶対に彼女は幸せだったはず。
だって、私たち家族はとても幸せだったから。



