我が家には2匹の愛犬がいました。
1匹は2020年夏に11才で血管肉腫でお空に旅立った小型犬スニフ。
そして、保護団体から引き取った元保護犬の中型雑種のミィ。
スニフが大好きだったミィは、スニフがいなくなると、お留守番が苦手になったり少し不安定になりましたが、しばらくすると落ち着き一人っ子の生活を謳歌するようになりました。
そんなミィは、スニフがいなくなった後の私の心の支えでした。ミィがいたおかげで、スニフを失った悲しみに潰されることなくいられたと思います。
そんなミィの異変が分かったのは、2022年春。
胸に小さな小さな”おでき”ができました。毛に埋もれて、普通だったら見逃してしまうような小さなおでき。
ニキビのようなものかな?と思いましたが、スニフの時に「もっと早く気づいてあげればよかった」と後悔したので、念のため病院に行きました。
そして、おできに針を刺して細胞を採取する「細胞診」をすることになりました。
「悪いものではなかったですよ」
そう言われるんだろうと思いながら検査結果を待っていると...予想に反した険しい顔の先生。
「肥満細胞腫という悪性腫瘍の可能性が高いです。なるべく早めに切除したほうがいいです。」
肥満細胞腫にはグレード1~3まであり、そのグレードによって悪性度が変わります。(「肥満」とつきますが、太っているとかいないとかは関係ありません。)
グレード1なら腫瘍の切除だけで予後が良好なことが多いそうですが...グレード3なら非常に予後が悪く残された時間は数か月、ということもあるそうです。
もちろん手術は即決して予約しました。実際腫瘍を切除して、それを病理検査に出して正確な病名・グレードが分かります。
スニフの病気(血管肉腫)が発覚してからちょうど1年後に、ミィにも悪性腫瘍が見つかるという最悪の結果になってしまいました。
続きは ⇒ 手術は成功...したけれど【愛犬闘病記②】